四方田(よもだ)新監督 就任会見コメント

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本日、北海道フットボールクラブ事務所にて、四方田新監督の監督就任会見を行いました。就任会見での四方田監督、三上GMのコメント、また監督交代に関する野々村社長取材時のコメントを、下記の通りお知らせいたします。

四方田修平監督

このたび、コンサドーレ札幌の監督に就任することになりました四方田(よもだ)と申します。まだJ1昇格の可能性を十分に残していると思います。自分が培った経験を生かして、何とか選手と一体感を持ってJ1昇格を目指して全力を尽くしていきたいと思います。よろしくお願いします。

―――オファーをもらったときの感想と、決断した理由は
率直な気持ちとしては、驚きました。かなりびっくりしました。ただ、自分の力が少しでもトップチームの力になれるのであれば、16年間このクラブにお世話になってきたので、少しでも還元できればという気持ちで、引き受けることを決断しました。

―――今後のイメージは
ゼロから作り直すということではなくて、現時点でシーズン途中でもありますし、チームはある程度成熟していると感じています。自分自身としては攻守にバランスの取れたサッカーをしたいと考えていまして、現状守備の構築という部分ではチームとして高いレベルにあるのではないかと考えています。そういう中で、1-0を守りきる部分でしたり、1-0からさらに2点目を取れるチームにするために、今ある課題を解決して、少しでも良い、強いチームを作っていきたいと考えています。

―――トップチームの印象は
安定感が非常にある、守備のしっかりしたチームに、去年のバルバリッチさんからスタートしてより成熟したチームになってきていると思います。毎年選手が違っているなかでの話になりますが、今年のチームについては、得点力をもう少し上げるために、もう一工夫しなければいけない、と感じてはいました。そこの内容に関しては選手たちにもまだ話をしていないので、もう少し十分に(チームを)把握したうえで選手にも伝えてから、表現していきたいと思っています。

―――U-18も大事な時期での監督就任となり、大きな決断であったと思うが
先ほどは、トップチームの力になれるのであればというお話をしましたが、正直、その気持ちの反面、高校生を動揺させることに対しての、心を引き裂かれるような思いもあります。そこでものすごく悩みましたし、社長とも話が平行線になった部分でもありました。最終的には他のコーチも含めて、引き継ぎをしっかりやるということで決断しました。

―――トップチームには指導していたU-18出身選手が多数在籍しているが、やりやすさは感じるか
ユースから上がった選手に関しては、プレースタイルだけではなく性格もわかっているので、そこは自分にとって有利な部分だと感じています。

―――ユース選手を主軸においたサッカーをしたいという考えは
クラブとして、『自クラブから良い選手を育てる』というコンセプトは十分に理解しています。ただ、トップチームに所属する選手たちがユース出身であるかどうかは、僕自身考えていません。全員が横一線で考えているので、そこは選手に対してもしっかり伝えたいと思います。

三上大勝GM

―――監督交代に至った経緯と理由は何か
クラブとして、プレーオフを含め、J1昇格を今季の目標としています。その中で戦う姿勢や現代サッカーの走り切るスタイルなどを実行しつつ、プレーオフ、J1昇格というものを考えていました。戦う意識はバルバリッチ前監督のやり方でチームに浸透してきたと思います。その一方で、ここ7試合は勝ち点「3」を得ることができませんでした。ゲーム展開では先制するものの、2点目は取れない。その中で1-0で逃げ切ることもできずに追いつかれてしまう。そして7試合連続で勝ち点「3」を取ることができず、現時点でプレーオフ圏内6位との勝ち点差が「5」。いろいろとバルバリッチ前監督と意見交換を含め、改善策等々を話してきましたが、現状での解決策がなかなか見出せなかった。その中で新たな変化を付けることが次なるステップアップにつながるのではないかということで、四方田監督に監督就任のオファーをすると同時に、バルバリッチ前監督との契約解除という決断をさせていただきました。

―――短期的な結果も求めると思うが、今後はどのように考えているのか
常にこのクラブがいい方向に行くことを考えています。トップチームやアカデミーも含め、全体のことを考えたいと思っていますので、まずは目の前の試合、そして今シーズン、四方田監督の力を借り、アカデミーを含め全体の状況を見ながら、四方田監督、トップチームコーチ、アカデミースタッフと話し合って、来季以降のことは最終的に決断をしていきたいと今は思っています。

―――今シーズン、四方田監督に求める部分はどこか
引き続き今までやってきたことを積み上げることと、アタッキングサードでの部分を四方田監督の柔軟性のある考えを活かして、なんとか今の課題を解決してもらいたいということが1つ。2つ目は、プレーオフ圏内、まずは6位以内に入っていくことを彼には期待します。そしてやはり、このチームの一番のベースである一体感。それはクラブとサポーター、パートナーシップを結んでいる皆さんであったり、チーム内でも、選手、メディカルスタッフ、コーチングスタッフ、我々含めたフォロースタッフ等の一体感がコンサドーレ札幌には絶対に必要だと思うので、四方田監督が入ることによって、その一体感がクラブ全体に、北海道全体に巻き起こることを期待しています。

野々村芳和代表取締役社長

―――監督交代の決め手は
決め手となったのは何か、いつかというのはない。今の戦力でどうやって勝っていくかという事を考えると、バルバリッチ前監督がやってきた事は、素晴らしい事だったと思っています。ただ、実際に結果が出ない中で、この戦力でどう勝つかということを考えた時には、もう少し違う感性でサッカーを考えているところが見たいなと思っていたけれど、それを表現できなかった。期待していた事の答えがなかなか出てこなかったというのがポイントです。3-4-3というシステムでやっていて、シャドーのポジションに選手が2人います。そのポジションにどういう選手をはめたら勝てるか、という事を逆算して考えたときに、今日本でやっている外国人のあの選手ならこの選手なら、という事は思い浮かぶけれども、その選手を獲得するために一体いくら必要かというと、両方合わせて4~5億かかる。お金をかければ勝てるようなサッカーを完成させることができると思うけど、今のクラブからすると、その発想で追いかけていくのは難しい。だったら別の発想を出さない限り難しいのではないかと。なかなかうまくいかなかったので、次のステップに進もうかということで監督をかえたということです。

―――四方田監督は初めてのトップチームの指揮になるが不安はないか
どの監督に任せる時も心配なことはたくさんあり、パーフェクトな監督は何億円かかるのかという世界だと思っています。日本人で下のカテゴリーを見てきた彼だからこそできる事、特にコミュニケーションの部分では外国人監督がやるよりもスムーズになるだろうし、停滞感を変える一番の策はサッカーの戦術的な事ではなくて、コミュニケーションをグループとして上げていく事、サポーターを含めて一体感を出していくことだと思うので、そういった意味では今チームの中にあるものの中では、最も適した監督だと思います。

―――なぜ、このタイミングなのか
何かを変えるのであれば一試合でも早いほうが良いわけで、色々な思いや考えがあり、どのタイミングが適しているかは分からないけれども、サッカークラブとして強化スタッフが判断しなければいけないと思うので、それが今回のタイミングだったということですね。

―――四方田監督に期待したいことは
思い切ってやってくれれば良いかなと思います。昨日、岡田さん(現・FC今治オーナー)からも電話が掛かってきて話しました。四方田は岡田さんの秘蔵っ子のようなところもあると思うので、色々と心配して電話をくれたのだと思いますけど、岡田さんも「絶対大丈夫だ」と言ってくれています。ただ「このタイミングで変えるのはフィフティフィフティだぞ」、というような話もしましたけど、50%あるのであれば全然いけるでしょう、と思いたい。(成績面では)どんな戦力だろうと上に上がってほしい、というのはあると思う。この戦力を活かせればプレーオフ圏内に入って終わることは可能だと思うので、そこまでは期待したい。プレッシャーはかけたくないが、それくらいはいけると思っています。